いまここ- 無為自然の錬金術

セレンディピティにあふれる生き方①

🌿〜あるがまま〜の自分軸で人生創造をエナジェティックにあそぶ🌿

🌸癒しの音と数秘のアルケミースペース〜
神遊
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「セレンディピティ」という言葉

最近、自己啓発系の講座などでよく使われるようになってきています。

 

この言葉は

“セレンディップの三人の王子たち”というペルシャのおとぎ話に因んで

イギリスの文筆家であったホレス・ウォルポール氏が

1754年に友人に宛てた手紙の中で初めて使った彼の造語です。

お話の中で

主人公の王子たちは、旅の途中で何度も意外な出来事と遭遇し

聡明さと洞察力によって、予期しなかった幸運を引き寄せていきます。

 

広辞苑には

「思わぬものを偶然に発見する能力」

「幸運を招きよせる力」と記述されていますが

セレンディピティは

ただ単純に「幸運を呼び寄せる」というものではありません。

知識、観察、洞察力を駆使して

ある日思いがけなくミラクルな発見へと発展する

という一連の経緯すべてを含みます。

 

つまり

「棚ぼた」的なものではなく

日々の鍛錬から成る智慧があってこそ

セレンディピティは訪れるということです。

 

二人のノーベル化学賞受賞者

鈴木章さん、白川秀樹さんも、セレンディピティについて言及しています。

 

お二人の言葉に共通するのは

日々、真剣に新しいものを見つけようと精進し

失敗や偶然によって、目的としていたものよりも重要な発見ができたこと。

ただし、失敗を失敗で終わらせるのではなく

失敗から学ぶ知性がなくては発見にはつながらない、ということです。

偶然に物事を発見する能力とは言っても

何もやらない人には、セレンディピティは訪れない。

これは、研究の分野だけでなく

日常のあらゆる場面においていえることかなと思います^^

 

困難な状況を不運ととらえず

その中で解決や発展の糸口を見つけていく姿勢

今まで見えなかった選択肢を与えてくれるのではないでしょうか^^

 

「偶然」とは何でしょう?

 

偶然とは

他のものとの因果関係がはっきりせず、予期できないような仕方で物事が起こること

と説明されます。

でも

もしかすると、私たちの狭い視野の領域では偶然でも

より大きな視点から見れば、「必然」として起こっていることかもしれません。

思いがけない幸運を「必然」とするのは

普段からの姿勢と積み重ねであり

洞察力だということを教えられている氣がしますね。

 

のんべんだらりと生きていても

何かの幸運は降り注ぐときがあります。

それはそれで嬉しいでしょうが

「歓喜」には至らないと思うのです。

 

一方

自分自身がコツコツとエネルギーを注いできたことが

ある日、思いがけないカタチで実を結んだとしたら

その歓びは

まぶしいほどにあふれ出すのではないでしょうか。

それこそが

「歓喜」

私たちの本質が輝くときです。

 

神遊りら