創造の音霊⭐︎サウンド⭐︎アルケミースペース〜神遊kamiyuu〜へようこそ。
前回の投稿から、ずいぶんと時間が経ちました。
その間、多くの体験がやってきて、大きな変容と手放しの機会を何度も得ました。
本当に、新しくなるのに終わりはないですね。
私たちは日々、新しく生まれ続けています。
そして、そのスピードは、どんどん勢いを増しています。
私は、人の話を聴き
人の身体に触れ
人の心に触れる仕事を
細々とですが、数十年やってきて
その間ずっと
『人も自分も、楽にイキイキと生きられるようになって欲しい』
と思い続けてきました。
でも
『楽に生きたい』という願いの根っこには
『生きる苦しみから解放されたい』という強い想いがあります。
『この世を、苦しみの場所にしているのは、自分自身』
いろんな人がいろんなところで言っていることです。
私もこの、『苦しさからの解放』のため、多くの本を読み、偉い人の話を聴き、先生や聖者と呼ばれる人にも会ってきました。
確かに、その人たちとのご縁のお陰で、たくさんの氣づきを得ることができて
自分自身を縛っているものからの解放がされてきました。
でも、結局ここにきて一番大きかったのは
『この、カラダをもった意識としての自分以外は、何も存在していない』という内側から湧いてくる実感でした。
自分自身の中にある、ほのかな灯
それ以外に、頼るべきものはないということに。
ああ、そんなことは知ってるよ、と言う人はたくさんいます。
知識として、知っている人はたくさんいます。
色即是空、空即是色、この世はまぼろしであると。
自灯明、内なる光を信頼せよ、と。
でも、その頭で知っていることを、実際に生きている人には、なかなか会えません。
私も、何度か、この世は幻想である、ということを知らされる体験をしましたが
この世界で普通に生きていると、この幻想を自分で生み出していることをすぐに忘れてしまいます。
自分で生み出した幻想に取り込まれ、その中で喜怒哀楽の感情に翻弄されてしまう。
もういや!こんな世界は見たくない、だから変えよう!
って、変えようと何度も試みたけど
『イヤだ、嫌いだ』という波動からは
『いいなぁ、好きだなあ』という世界を生み出すことはできません。
自分をコントロールして、『いいなぁ、好きだなあ』と思い込ませようとしても、殆どは失敗します。
そもそも
『頑張って良くしよう』とするのは、『強制』のエネルギーです。
この世が幻想だと本当の意味で知っているのなら
自分が観ている世界を良くしようとして、変わりなさい、と、自分や周囲に強いることは、ホント無意味ですよね。
この世を良くしたい
人のために生きたい
愛と笑顔に溢れたい
そんなことを、ずっと、願ってきました。
でもそれは同時に
そうできない自分、そうでない人、そうでない世界を
無理にでも変えようとする矯正、強制であったことにも
今は氣づいています。
今、見えている世界がどうであろうと
それが、自分の美や理想にそぐわないものであろうと
今、『それでいい』と思うことができていること
このスペースにいられることに感謝です。
『美しく、良くあるべき』と自分を強いることをやめて
ただ、今ある世界のあるがままに、くつろいで生きていけたらいいと
こんな単純な、こんな普通な願い
そんなのつまらない、ってずっと思ってきたけど
目の前の世界が混沌としていても
自分の内面がザワついていても
くつろいでいる自分
それ以上に、力強いこと、エネルギーに満ちていることなんて
他にないんじゃないかな。
このくつろぎのスペースからなら
自分の中心が求める世界をつくっていけるんじゃないかな。
無限の、喜びの世界を。