占星術のホロスコープ上の
10個の天体
12の星座サイン
12のハウス(室)
これらはすべて象徴です
象徴は、膨大な情報を含みます
天体は、神話的、神の意識
世界のあらゆる神話では
人間よりも人間らしい
赤裸々な神々の姿が描かれています
それは
人類に共通する心のはたらき方のパターンともいえます
カール・グスタフ・ユングは
それを
「アーキタイプ(元型)」と呼びました
集合無意識を形成する象徴的イメージです
その神の意識である「惑星ー天体」が
それぞれのサイン(星座)において
意識のあり方ー静的なエネルギーを充満させていきます
ハウス(室)は、
天体が動的なエネルギーを発現させる場所です
それは、きわめてこの世的、現実的に作用していきます
ホロスコープに馴染んでいくと
人間は意識と肉体の結合した存在である
ということを実感していきます
ですが
わたしたち現代人は
こうした天体の意識に無意識的で
表層意識の奥にある
大きな意識に氣づかないで
無意識的に生きている人がほとんどかな
と思います
占星術を単なる占いとして
当たる、当たらない、で判断している人は
「天体の意識」というものに
目を向けることなんてないでしょうね
あらゆる事象は
わたしたちが意識を向けてはじめて存在することができます
つまり
星に対して意識的になることで
星々を働かせることができる
ホロスコープの中には
人生を輝かすための膨大な情報がありますが
そのほとんどを活かすことなく
わたしたちは生を終えます
ですが
そこに意識的に目を向けていくことで
その可能性の種を自覚し
発芽、開花することができるようになります
天体、ハウス、サイン
これらはすべて象徴です
ですから
どう使うかは、その人次第なのです
人の心を動かす話術の才能を持つ人は
人びとを導く啓蒙思想家かもしれないし
人びとを巧みに欺く大サギ師かもしれない
その能力をどう使うかは
その人次第、ということです
何かを「使う」ためには
意識的になることが必要なのです
わたしたちは
無意識でいるとき、何も使うことはできない
ただ、使われ、翻弄されるのみです
星に翻弄され、使われる人生か
意識的になり、星を使い
人生を、未来を自分でつくっていくのか
それはその人の選択です
占星術を知っていようと知るまいと
使おうと使うまいと
それはあまり重要なことではありません
ただ
無意識に支配されたままで
ほんとうの満足感を得ることはない
と
それだけは断言できるかな、と思います
有史以来
この世は戦いを体験しつづけてきました
この戦いは何との闘いだったのか?
突き詰めれば
それは「無意識」との闘いなのです
わたしたちは
都合が悪いこと、見たくないもの、聞きたくないもの
それらをすべて
深層心理のゴミ箱に捨てつづけてきました
氣づかれない無意識は
この世の現象となって
わたしたちに訴えかけてきます
その現象のうしろ、奥にある
果てのない無意識の闇に
意識の光を当てること
それだけが
果てしない闘いを終わらせる
ただひとつの方法です
あなたが今
何かと闘っているのなら
それは
自分自身の無意識と闘っているんじゃないでしょうか
外側にみえる
キライな人も、こまった現実も
それは、無意識の闇から出てきたもの
意識の光を、当ててみませんか?
あなたの星を読み解くことは
あなたを自由にし
活力を与え
本来の目的へと向かわせてくれます
それこそが
「自分らしさ」を生きるということ
それ以上の「成功」があるのでしょうか?
~りらの響き~ 案内人 神遊(かみゆう)りら