「宇宙は数でできている」と言われます。
数秘術は、生年月日や名前から
その人の持つ特性を知る
おおまかな手掛かりになります。
生年月日を一桁に分解し足した数を
ライフパスナンバー、誕生数、軌道数
などといいますが
これは、数秘術の中で最も影響力がある数と言われます。
たとえば、1969年12月22日生まれの人は
1+9+6+9+1+2+2+2=32
それをさらに足して、3+2=5
ライフパスナンバーは32/5ということになります。
あらゆる数は、1,2,3,4,5,6,7,8,9
そして0
この10個によって成り立っています。
この世のすべては振動していて
その存在の状態は
振動数ー周波数によって決まっている。
わたしたちは周波数を見ることはできませんが
数に特有のエネルギーを知ることは
自分自身を理解することにつながります。
あなたにとって色濃い数の質は
才能であり、能力ですから
それを認識し、活かせば
人生はイキイキと、そしてよりスムーズに
展開していくはずです。
わたしたちは
すべての数に関わりながら生きています。
関係のない数は存在しません。
ライフパスナンバーだけに限らず
日常で目にする数
好きな数
関わりの深い数のエネルギーを
感じてみていただけると嬉しいです。
「2」は、受容性、女性性の数。
「1」が何もないところから何かを始める
創始の能力、能動性だとしたら
「2」は受け容れる能力、受動性。
受け容れ、受け取る能力。
耳を傾ける、「聴く」能力。
それは
直感、「内なる声」という
しずかな、精妙なエネルギーに波長を合わせる能力です。
「1」の段階では、他者を必要としませんが
「2」の段階では、相手を必要とします。
なので
「2」のエネルギーの人は、大体人好きです。
人に寄り添い、親密さによって成長します。
平和、調和に満ちた
その静かでやわらかなエネルギーは
和を保ち、人との交渉、コーディネートに大いに役立ちます。
「1」火の意思
「2」は水の受容性。
水は、あらゆるものに従い、形を変えます。
2の人は、感情をとおしてこの世界と関わります。
ただし
感情に呑まれてしまっては
2の能力を使うことはできません。
感情の力は、とてつもなく大きなものです。
わたしたちを滋養する水が
ときにいのちさえ奪ってしまうように
感情の扱い方を間違えれば
命取りになるのです。
内側で起こっていること
自分自身の感情の繊細さを知り
感じることをゆるす
それが、2の能力を発揮するためには必要です。
そして
その感情をしっかりと相手に伝える
どんな感情であろうと
さらけ出す勇氣を持つことです。
鋭い感受性は
2の人にとっての能力ですが
その繊細さは同時に傷つきやすさを孕みます。
現代社会では、それを「弱さ」として
隠したり、忌むべきものにしたりする傾向があります。
論理性が重んじられる思考優位の社会では
「感情」や「感性」という
感じる、という
曖昧なものは、軽視されがちです。
ただ
思考と感情
どちらに力があるかといえば
疑いようなく、「感情」です。
どんなときも
人を動かすのは、感情。
長きにわたって
女性性が蹂躙されてきたのは
本来、女性が持つ「巫女的」感受性を
怖れたからだとも言われます。
2の強さは
「弱さ」と見られがちな、その感受性にあり
それは、相手に従っているようで
何者にも屈していない
水のようにやわらかで
あらゆるものとともに流れる質です。
自分の繊細さ、傷つきやすさを
隠すことはありません。
その繊細さを自分にゆるし
恥じることなく、さらけ出す勇氣を持ち
相手と対峙する。
未熟な2の人は
相手に迎合してイエスマンになってしまうか
相手をはねのけて拒絶するか
どちらかの態度に出る人がほとんどですが
いずれにせよ
それは自分が傷つかないための防御策です。
自分が感じていることに素直に耳を傾け
それをそのまま相手に伝える
ただ、シンプルにそれをすれば
たとえ相手に対して「ノー」と言ったとしても
その人はあなたをキライになったりしません。
むしろ
親密さが生まれるはず。
感情に正直であること
それは、怒りをそのまま相手にぶつける
ということではありません。
自分の中で起こっていることを
「素直に認め」
それを、2の性質そのままに
「やわらかく相手に伝える」
ただそれだけです。
それがどんな感情であろうと
アタマでジャッジすることなく
ただ、あるがままを認めて
ただ、相手に伝える
そして
相手の反応がどんなものであっても
それも受け容れる
そんなふうに
シンプルに人と接していけば
関係性はとてもあたたかい
親密なものになるはずです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
かみゆりら