いまここ- 無為自然の錬金術

ジャッジという足枷をぶっ壊せ

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「愛の反対は無関心」

と、マザーテレサは言いましたが

「愛の反対は、ジャッジ」だとも言われます。

 

「愛とは、裁かないこと」

裁きとは、分けること、分別をつけることだからです。

『分別がある』ことは、世間では常識的だとして称賛されます。

だから、みんな白黒つけたくなるし

すべてを善と悪に分けたくなる。

あの人はいいひと、この人はわるいひと、という具合に。

 

でも、どうでしょう。

白黒の割合の違いはあるにしろ、

すべて白い人、すべて黒い人なんていません。

 

そして、白が良くて黒が良くない、ということも言えません。

そもそも、この世のほとんどは、割り切れないものでできているのですから。

 

たとえば、私たちのカラダ。

よく、悪玉コレステロールとか善玉コレステロールとかいいますが

内科医で人氣YouTuber内海聡さんによれば

コレステロールに悪玉も善玉もないそうです。

 

内海氏は、自らを「キチガイ医師」と名乗っていますが

日本の医療を冷静に見ることができれば、どっちが狂っているかは一目瞭然です。

 

細胞に脂質が足りていないとき
悪玉コレステロールと呼ばれるものは、肝臓から抹消細胞に脂質を運び

細胞に脂質が多いとき
善玉コレステロールと呼ばれるものは、抹消細胞から肝臓に脂質を運ぶ

ただ、その人のカラダの状態に合わせてコレステロールがはたらいているだけ。

 

それから

腸内環境改善のために
生きて腸まで届く「プロバイオティクス」を摂取して、悪玉菌を減らし善玉菌を増やそう!
という考えも、かなり一般的ですが

悪玉菌と善玉菌は、同じ割合でいることがもっとも良い比率だと同氏は言います。

「善玉菌という言葉自体が嘘だ」とも。

 

アトピーを患う人の半分以上が、腸内細菌に大腸菌などの悪玉菌が存在せず

手の皮膚病の患者の腸内細菌構成で一番多かったのは、ビフィズス菌(善玉菌)だったという研究もあるそうです。

 

悪玉がいなくて、善玉だけがいる世界は、バランスが崩れる、というふうにもみえます。

 

私たちのカラダは、この物質界の縮図です。

そもそも、善と悪は、分けることはできないものなのではないでしょうか。

愛とは、ひとつであり、まとまっていくものであり

その反対は、分割、分裂しつづけるものなのではないでしょうか。

 

自分にも他人にも、世界にも

ジャッジすることをやめたら

私たちはとてつもない平安を得ます。

 

あなたが今持っている善悪の指標は

あなた自身で見出したものですか?

 

多分、そうではないはずです。

 

ずっと、信じこまされてきた善悪の指標

正義のもとに自分も相手も切り裂く「裁き」

それは、私たちにとって、とてつもなく重い枷です。

 

ジャッジは、確かに私たちをがんじがらめにします。

でもそれは

ジャッジが良いものであり

有意義なものだと信じているから

そうなるのです。

 

私たちがジャッジすることになんの意味も見出さなくなれば

それは途端に力を失い

その重い足枷は、まぼろしだったことに氣づくかもしれません。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

神遊りら