占星術の窓から

月に囚われた私たち

占星術で

「私は何座」っていうと

それは太陽星座のことをいいますね

 

太陽は、この太陽系の中心にある星です

だから

太陽が輝くこと=自分自身が輝くこと

 

ゆえに

「太陽の獲得」は

人生における主要な目的になります

 

でも最近では

月は、安心する場所、くつろげる場所

自分らしくあれる場所、、って感じで

「月星座」でいろんな適性をみたりして

月を太陽と同等ぐらいに重要視する傾向があります

 

占星術では、10個の天体を用いますが

10天体のうち

あるひとつの天体をのぞいて

9つの惑星は

意識的になれば恩恵を受けられるものです

 

「意識的」であることで

人生は溌溂とエネルギーにあふれるものになるのですが

 

逆に、意識的でない状態

「無意識」は、庭にはびこる雑草のように

意識の光を覆い隠し、闇を広げていきます

無意識的に生きると

人は暗闇の中で徘徊するように

自分が進む方向を見出せず

どんどんエネルギーを失い

そして、死んでいきます

 

伝統的に、占星術には

凶星、吉星という区分けがありますが

凶星ーマレフィックといわれる星でも

結果、

わたしたちの成長に大きな役割を果たしてくれます

 

星は、「意識」の光だからです

 

が、10天体のうち、ひとつだけ

「月」という天体だけは

わたしたちを「無意識」の闇に引き込みます

 

月は、準ベネフィックー吉星だといわれてるんですけど、、

7年ほど前に占星術界の重鎮である

マドモアゼル・愛先生とのご縁をいただいてから

先生の月理論にずっと触れてきました

 

愛先生の月理論は

それまでの占星術の常識を覆すもので

かなり攻撃を受けたりしています

 

「月は欠損をあらわす」

 

はじめて聞いたときは

なんだかピンとこない、というか

自分が「できる」と思っていたことが

「実はできない、欠損している」ということを知らされて

 

いくら先生の言うことでも、、

と、訝しげに聞いていました

 

でも

「これはまぎれもない事実」だと

7年経った今では

実感しています

 

わたしたちの人生が

なぜこれほどに虚しいのか

 

輝きたいと望めば望むほど

なぜこれほどに苦しく、不安で

自分のことをキライになったり

愛せなくなるのか

 

占星術的にいうと

「月の影響」によるものが

とてつもなく大きかったのです

 

月があるサイン(星座)、ハウスは

その人が囚われる

心理状態や現実のことがらを表しています

 

わたしは

月がふたご座なのですが

それは、ふたご座の性質である

「知的な活動」の能力が欠損している

ということで

 

つまり

「アタマが悪いんです」って

愛先生に面と向かって言われたのは

かなり衝撃的でした(^^;

 

そのときは

「わたし、アタマがいいと思ってました!」と

笑いながらも

「いや、、でも大学だってかなりいいとこ出てるし

まわりの人にもアタマいいっていわれるし…

先生、それはちょっと、、」と

ほとんど受け容れてなかったんですよ

 

でも今では

自分が「アタマがあんまりよくない」ことを

自覚してます

特に

普段とちがうプレッシャーを受けたり

不安になっているときね

アタマがまったくはたらかない

フリーズ状態になるんです

 

ああ、、わたしはバカだったんだな、、

 

それは哀しくもありますが

認めてしまうと

なんと氣楽になれること!

 

それまで、アタマいい自分にみられたかったんですね

知的な自分にみられるために

どれほどの努力をしてきたことか

 

それから

ふたご座的な軽快なコミュニケーション能力も

自分にはある、と思いこんでいました

 

それなりに話もうまい、とか思っていたけど

軽快なおしゃべりやスピーチが

メチャ苦手だったことにも氣づきました

 

ほんとうは苦手なことなのに

得意だと思い込んで

上手にやらなきゃいけないプレッシャーって

すごい重圧なんです

 

この重圧から解放された今

わたしは、ほんとうに楽になりました

 

 

月の囚われから解放されると

ほんとうの人生がはじまります

 

月の支配を知ってから

ここまでくるのに

わたしは7年かかりましたが

今これから氣づく人は

即座に変わることができるはずです

 

道はもう、できているから

 

みなさまが

月の囚われから自由になることを

心から願っています

 

~りらの響き~ 案内人 神遊(かみゆう)りら