占星術の窓から

星は意識、「意識」が世界をつくる

20世紀最大の神秘思想家グルジェフは、

”地上の有機生命体は

惑星、太陽、月からの影響を同時に受けている

時によって、ある星が優勢になり

また、別の星が優勢になる

人間は

「影響を選択する可能性」を持っている

ある影響から脱し、別の影響下に入る可能性がある”

 

と言ってます

(ウスペンスキー著『奇跡を求めて』より)

 

わたしたちは

意識するしないにかかわらず

天体の影響を大きく受けて生きている

というより

天体に動かされて生きている

のかもしれません

 

かつて

伝統的な占星術では、

目に見える土星までを扱ってきました

 

そこでは

運命づけられた物質世界でのできごと

人間にはどうしようもない

変えることのできない

『目に見える「現実」だけがすべて』でしたが

 

目に見えない惑星たち

1781年に天王星

1846年に海王星

1930年に冥王星が発見され

目にみえない星の

従来の概念を超えた大きなエネルギーが

占星術においても認識されるようになりました

 

今世界で起こっていることは

「物質至上主義の限界」をそのまま表しています

とうに破綻している、

見せかけだけのハリボテ金融システムは

終わりを告げようとしています

 

2008年に山羊座入りしていた

最も小さいながら、最も強力な星

変容を促す冥王星が

2023年の3月に水瓶座に入りました

 

逆行してふたたび山羊座に入座したりしながら

2024年11月には

水瓶座に入座し、本格的な風の時代がはじまる

といわれています

 

まさに

山羊座的な物質的ヒエラルキーによる支配から

水瓶座的な自由の変革の時代に入ろうとしています

 

わたしたちは今までずっと

「土星」という目に見える現実を維持する星のもと

物質世界に閉じ込められて生きてきました

 

少し前までは

目に見える現実は

確固としてそこにあって

それを維持することが

人生を安定的に安全におくることだと

ほとんどの人は

信じて疑わなかったはずです

 

でも

この物質世界の常識を覆す人たち

そして、それに追随して

その常識を疑う人たちが

今はどんどん増えてきています

 

「良い」「安全」と信じ込まされてきたことが

どれほどの脅威をわたしたちに与えているか

皆、氣づきはじめています

この物質世界をつくるのは

目にみえない「意識」です

 

わたしたちは誰もが

目に見えない「意識」によって

この世界を創造していますが

 

ほとんどは

創造しているという自覚のない

オートマチックな「無意識」的創造です

 

無意識的に生きること

つまり

外界からの刺激による反応によって生きること

それが

わたしたちのエネルギーをどんどん奪っていくのです

 

自分でつくっている現実に

文句をいったり、抗ったりしているうちに

わたしたちのエネルギーは

どんどん枯渇していきます

 

今、目の前にみえているのは

確固とした「まぼろし」かもしれない

 

そんな視点を持ってみたら

世界はどんなふうに見えてくるでしょうか

この世界は

「外界への反応による瞬間ごとの選択の結果」

として現れている

「五感認識による、まぼろし」

かもしれない、と

 

 

今ここから

「自分はどうしたいか?」という問いに対して

湧いてくる感情の核にしっかりと触れ

そして

「自分はどうするか」を決めることによって

今までの「信じ込まされていた世界」

瓦解し、雲散霧消していくでしょう

 

それは一瞬

コワイことのように思えますが

でも

この幻想の物質世界の奥には

なにものにも左右されない

意識の煌めきがしっかりと存在している

 

それだけは、まちがいようのない真実ですから

 

だから、大丈夫なんです

 

煌ノ音(キラノネ) 案内人 神遊(かみゆう)りら