占星術の窓から

中年の危機③ 心の声を聴くとき~天王星編~

40代前半あたりで

わたしたちは人生の重要な転換期を迎えるといわれてます

 

 

占星術的にみると

ネイタル出生図)の土星、天王星、海王星、冥王星と

トランジット(現在運行中)の同じ天体どうしが

特定の角度を結ぶ時期に

ミッドライフ・クライシスー中年の危機が訪れるといわれます

 

今回は、天王星についてです

 

天王星の発見は1781年

18世紀後半におこった産業革命

フランス革命と同期しています

 

支配体制、労働システム

旧態依然とした社会のありかたが

根底からひっくり返された

そんな時代

 

予期せぬ出来事をもたらし

現状をぶっ壊す星である天王星

 

かつては凶星として嫌われていましたが

最近では、そんなこともなさそうです

 

「現状維持」が安定であり

心の安寧をもたらすと信じられていた時代では

たしかに天王星はこわい星だったかもしれません

 

でも、今は

「変化すること」

「変化の波に乗っていくこと」

「変化を自らの成長のために使っていくこと」

それがほんとうの「心の安寧」につながる時代だからです

 

天王星は、公転周期が約84年なので

42才くらいに

出生図の土星とトランジットの天王星が180°になり

突然の変化、ハプニングがもたらされるといわれます

 

それをきっかけに

本来の個としての本質があらわれて

個性化が進めば

ほんとうの自分自身としての人生を

生きはじめることになりますが

 

ただ、その突然の変化は

この世的には好ましくないことが多いわけです

 

離婚とか、リストラとか

事故とか病氣とか、、

 

だから、天王星は凶星だと捉えられるわけですが

でも

その出来事を

本来の自分を生きていないことを教えてくれている

「重要なきっかけ」だという捉え方だってできるはずです

 

そうした受け容れのプロセスによって

外側からやってくる出来事は

すべて、ほんとうの自分に還るために

自分自身が仕組んでいることだ

という理解に至るかもしれません

 

 

 

 

わたしたちは

何かビックリするようなできごとが起こって

どうにもならない状況にぶち当たらないと

なかなか生き方を変えようとはしませんよね

 

惨めだったり、不満だらけだとしても

日々の生活に文句をいいながらも

結局、そのままでいることが

一番いいと思っているのです

 

そんなときに

青天の霹靂のようにやってくるのが

天王星のはたらき

 

40代に入った頃のわたしも

とにかく自分自身を、この生活を

変えたい!、、という欲求が

どうにもならないほど高まっていきました

 

冥王星、海王星、土星など

他の星の影響もあるでしょうが

とにかく、自分自身を新しくしなくては

このまま生命のエネルギーが尽きてしまう、、

日々痛いほどにそんな感じを味わっていました(;´・ω・)

 

変化の波に乗るか

このままいくか

 

中年期は、その大きな分岐点なのです

 

宇宙の変化の大波に乗っていくか

その大波を怖れて、それに抗い

固い防御の壁に閉じこもるか

 

どちらが、よりスムーズで楽であるかは

誰だってわかるはずです

 

変化は、怖いです

たしかに、こわい

でも

それは、体験したことがないことだから

 

わたしたちは、未知なるものを怖れます

その怖れはあって当たり前のものなのですが

わたしたちは怖れをとにかく避けようとします

 

でも、未知へと飛び込んでいかなければ

エネルギーは閉じ込められ

朽ちていくしかないのです

 

逆に

怖れを抱きながらも

未知へと飛び込めば

思いもよらなかった自由な世界が待っています

 

 

だから

なにか驚くようなことがあったら

ショックなことが起こったら

それをチャンスだと捉えてみませんか?

 

現状維持をいちど手放して

変化を受け容れた先にある解放は

とてつもなく、すがすがしいものかもしれませんよ

 

少なくとも、わたしはそうでしたから

ご安心を☆彡

 

 

~りらの響き ~ 案内人 かみゆうりら