星の記憶の物語

リラの本性

生まれては消える無限の循環

 

無にしてすべてを含む混沌から

私たちがカミと呼ぶいのちの営みが生まれた

 

混沌のゼロから

1という意識の炎が生まれる

 

1は自分をより知りたいと願い

2という自と他を生み

3という新たな創造を生んでいく

 

カミの遊びの場所として

無尽蔵の原資から色の世界をつくった

それが

リラの星の記憶のはじまり。

 

この大地における転生は

リラに象徴される分離の物語を

終えるためのものらしい。

 

この大地で今起こっていることは

すべて母なる子宮に

還元され

新たなる創造を生み出し続けていく

 

今、私たちが何を思い

どう行為するか

それはすべて母なる子宮に

蓄えられる

 

今、このときを

多くの者たちが待っていた

こびりついた偽りを

根こそぎ剥がし落とす

このときを

 

私たちが

今このときを選んで

この大地にやってきたことを

覚えているだろうか

 

この大地が

7回目の崩壊を迎えるか

それとも

この大地を用意した

マトリックスさえも予期しない

新しい概念をつくりだすのか

 

私たちは

後者を望んで

今このときにきている

このときに生まれるために

あらゆる準備をしてきた

 

重い制約の中で

何度も生まれ変わり

ようやく今

自分の核を見出そうとしている

 

私たちは

ようやく今

生まれようとしている

 

今の大地の状態は

かつてのリラそのものだ

創造の美を楽しむ場として

リラはつくられた

 

人は行動するとき

その動機を自分の意思で決めていると

想っている

 

だが

その動機の大元にある

真の動機に氣づくことなく

行動させられている

としたら、どう想うだろうか

 

個の意識が薄くなるにつれ

真の動機に氣づくようになるだろう

 

かつてリラを創造したのは

ただひとつの純粋な意識と衝動

エクスタシー

官能のエネルギーが、リラそのもの

 

感じること

内なる衝動に正直であること

そのあるがままを表現すること

 

それがリラとつながる唯一の道

想い出さないか

純粋無垢なエネルギーだったときを

 

リラ・サクヤ・アンフィニ