星の記憶の物語

帰還のときが来ている

〜星の氣憶の物語 Ⅴ〜

 

帰還のときがきている。

故郷を離れてから
どれほどのトキが経ったのだろう。

実際
時間というものは存在しない場所から来たのだから
まったくの愚問なのだけど

この地球での時間軸にとらわれ続けていた日々は
本当に長かった。

 

光の評議会で
この星の存在を知らされたとき
永い永い流浪の旅を終わらせる場所にできると思った。

とても未熟だけれど
エネルギーに満ち溢れた美しい地球よ。

なぜこの星に、宇宙がそれほど注目するのか。

この星の日本という国は
世界の雛形だと言われている。

それと同様に
この地球は
宇宙の雛形らしい。

地球がどうあるかが
宇宙全体を左右する。

皆、あらゆる形でそれを見守っている。

 

地球の内外から見守っているエネルギー存在

地球の地下世界からはたらきかけをしている存在

そして
地球の人間の身体の中に転生しつづけ
今、帰還命令がでようとしている星天の存在たちよ。

 

ようやく、終わる。

私たちの長かった志願の旅が。

忘却のかなたにあった
あのときの約束が
ようやく果たされる。

私たちは、すべてを想い出した。

 

私たちが『帰還のために必須の任務』だと思い込んでいた約束は

まったく深刻なものではなかった。

 

それは、この地球ですべてを思い出すというゲーム。

私たちのほんとうの姿を
ほんとうのチカラを
あるべきスガタ(素型)を

想い出したのならば
あるべき「スガタ」そのとおりに生きてみよう。